エ軍にサイ・ヤング賞右腕加入の噂も…大谷中心の6人ローテが大物獲得の障害になる皮肉

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タイトル獲得、出来高の障害

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこういった。

「登板間隔が通常の中4日から中5日以上に延びるのを嫌がる投手もいるでしょう。ベテランのシャーザーは休養が増えるので異論はないと思いますが、例えばサイ・ヤング賞や最多勝の可能性がある投手は登板機会が減る6人ローテのエ軍を敬遠するのではないか。登板試合数やイニングに応じて出来高契約を結んでいる投手であればなおさらです。トレードは球団主導で行われるとはいえ、エース級に対しては放出を納得させるため、事前に移籍先を打診することもある。事前の話し合いでエ軍を拒否する投手もいるかもしれません」

 今季はアの東、西、ナの中、西の各地区が激戦で、例年以上にトレードが活発に行われると予想されている。好投手が市場に出回ってもエ軍の交渉は難航するかもしれない。

 大谷は「ヒリヒリする9月」を過ごしたい。そのためには計算の立つエース級の補強が不可欠だが、大谷中心の6人ローテが原因で商談がまとまらないとすれば皮肉な話だ。

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