大連敗ソフトBと最下位街道まっしぐら中日 低迷理由は「バント病」「左右病」って本当か?
「SNS見たら、バント病、左右病って書かれているやん」
昨年、自虐的にこう話していたのがソフトバンクの藤本監督だ。
バント病とは走者が出たら判を押したようにバントをさせるもの。左右病は左打者が出てきた時点で即座に左投手にスイッチなど、左には右、右には左という選手起用にやたらこだわる采配だ。
ソフトバンクは昨季、リーグ2位の110犠打。オリックスの114犠打より少なかったが、それでも3ケタに達したのはこの2球団だけだった。今季は87試合で65犠打はリーグ3位。割合的にはほとんど変わっていない。
左右病も大概だ。25日のオリックス戦は勝ったから良かったものの、右腕の山本由伸に対し、捕手の甲斐以外のスタメンは全員左打者。もともと近藤や柳田など主力に左が多いとはいえ、遊撃にはレギュラーの今宮ではなく、左打者の川瀬を抜擢。その川瀬はしかし、むしろ左投手に強く、対右腕は打率2割以下に対し、対左腕は打率.286。実は山本に強い……なんてデータもなく、25日は犠打こそ決めたものの、3タコ1併殺と散々だった。