畑岡奈紗が2戦連続で逃したビックチャンス 悔しさは次の「全英女子OP」にぶつけろ
畑岡奈紗が「全米女子オープン」に続き、先週の「エビアン選手権」でも最終日最終組でプレーしながらビッグチャンスをモノにできませんでした。
設定がタフなメジャー大会での戦い方は1ストロークのせめぎ合いです。我慢強くパーセーブを続け、数少ないバーディーチャンスを確実にモノにして、優勝を争う相手にじわじわとプレッシャーをかけていきます。
畑岡はメジャーで何度も優勝争いを演じ、経験が豊富です。しかし、そういった部分が逆に重圧になり、慎重になりすぎたのかもしれません。
また今季未勝利というのも調子を上げられず、先にスコアを落とす苦しい展開になってしまったともいえます。
「全米女子オープン」は首位発進の最終日に76と崩れて6打差4位。「エビアン選手権」は3打差2位発進から72をたたき7打差3位。メジャー2大会連続トップ5は素晴らしい成績ですが、本人はメジャー優勝が目標ですから悔しさしか残りません。勝利への意識が強くて、本来の力を見失い、自身を追い込みすぎてしまった。