巨人岡本・原政権中にメジャー直訴の目…主将で4番で聖域なのに「和真いた?」“軽視”発言も引き金に…
高橋氏が続ける。
■「岡本本人にはきつい」
「門脇の守備力を生かしたいのは理解できる。それなら、門脇は遊撃のまま、坂本が一塁へ回ればいい。岡本にはどっしり働いてもらわないといけない。原監督もかつては巨人の4番。その存在を自ら『聖域』と称した。にもかかわらず、どうして岡本が軽く見られるようなことをするのか。長年遊撃で守備の要を務めてきた坂本のこだわりも分かるが、それを説き伏せるのも監督の仕事。主砲が落ち着かない環境をつくっておきながら『いたか?』とは、発奮させるためだったとしても、岡本本人にはきついですよ」
メジャー志向のある岡本和の気持ちに変化が生じるかもしれないと、別の球界関係者が話を引き取る。
「岡本を4番に定着させたのは高橋由伸前監督です。就任3年目の18年に31打席無安打があったが、由伸監督は4番から外さなかった。岡本はその後も4番として3割、30本塁打、100打点を達成した。岡本はあの時の由伸前監督に恩義を感じているそうです。そもそも1年目を終えた時、監督になる前の由伸に『合同自主トレで打撃を教えてください』と頼っている。もし第2次由伸政権が誕生したら、メジャーに行きにくくなってしまう。だったら原監督のうちに、球団にポスティングを直訴するのではないかということです」
通算17年目の原監督の契約は来季まで残るが、居座れば居座るほど、岡本和が球団を飛び出す可能性が高まるというのは、皮肉である。