満身創痍なのに…横綱・照ノ富士「11月待望論」が浮上する9月場所の超低レベル
現在行われている大相撲9月場所は、初日の時点ですでにチケットが完売。客入りが9割前後で出す「満員御礼」とは異なり、全日程「満員札止め」である。
しかし、肝心の相撲内容はそれに見合ったものかどうか。多くのファンが期待していたであろう新大関の豊昇龍は、22日の13日目が終了した時点で6勝7敗となり、カド番にリーチ。霧島は8勝5敗で、なんとかカド番を脱出するような状況だ。
優勝争いは3敗の大関貴景勝と平幕の熱海富士に加え、4敗力士にもチャンスがある。4敗でのVは、1場所15日制が定着した1949年以降、3回しかないレアケースだ。いくら今場所が全日程札止めでも、低レベルの争いをしているようなら、果たして今後も人気が続くかどうか。ただでさえ、次の11月場所(福岡)は平時でも「客足が伸びにくい」と言われている。
そんな中、角界では横綱照ノ富士(31)の11月場所復帰を待ち望む声が出ている。
今場所は腰椎のケガと持病の糖尿病で、初日から休場。特に腰の状態は悪く、手術も検討しているというほど。長期休場も囁かれている。