著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

国内男子ツアー最高峰の「日本OP」に海外トッププロが見向きもしない理由

公開日: 更新日:

 その一方で日本オープンには世界のトッププロが大挙して押しかけることも、勝っても何の特権もなく、歴代優勝者の偉業が長く多くの人の間で語り継がれることもない。もちろん観客も多くない。

 かつて日本ツアーは米国ツアー、欧州ツアー、豪州ツアーに並ぶ世界4大ツアーと称されたこともあった。だが今や世界から大きく後れを取り、世界中のプロアマから見向きもされない。

 これまで日本オープンには、時代を代表する世界最強と呼ばれる外国人プロが出場してこなかった。来日に向けて下交渉を何もやってこなかったからだ。だからA・パーマー、G・プレーヤー、J・ニクラス、T・ワトソン、N・ファルド、T・ウッズも一度も出ていない。

 かつてニクラスは日本と交流を持つ米ゴルフ関係者から、「どうしてナショナルオープンである、日本オープンに出ないのですか」と質問されたことがある。

 その時に、「2グリーンのいびつなコースで真剣にプレーする気がしない」と答え、「日本はゴルフとは別なゲームをしている」とも語った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に