オリックス1位・横山聖哉 看護師の父は泣きながら茶碗を抱える息子に「心を鬼にした」
■晩飯の前に1時間の柔軟
上田西には自宅から自転車で通学した。平日の帰宅時間は20時から21時ごろ。これまで大きなケガをしていないのは、帰宅後の取り組みが奏功しているようだ。
「家に帰ると風呂に入り、それからリビングで黙々と1時間ほど柔軟をするのがルーティンです。空腹だろうけど、体のメンテナンスを済ませてから晩ご飯を食べています。野球に対してストイックなんです」(同)
12球団のスカウトが「高校球界ナンバーワン遊撃手」と口をそろえる逸材は、プロでもナンバーワンを目指す。
▽横山聖哉(よこやま・せいや) 2005年10月28日、長野県上田市生まれ。市立南小2年時に上田リーグで野球を始め、市立第四中(上田シニア)を経て上田西高に進学。主に遊撃を務め、実戦経験は少ないが投手としては最速149キロの直球をマークした。3年夏は甲子園に出場。右投げ左打ち。身長181センチ、体重85キロ。契約金8500万円、年俸700万円。