ロッテ佐々木朗希「選手会をいつ脱退?」 選手会事務局長を直撃すると驚愕の新事実が!
「その心配もありますが、我々としては毎年入団する新人選手に、粘り強く話をしていくしかありません。佐々木選手から連絡が来た時も、選手会とはどういうもので、これまでこうしたことをやってきた……と説明はしました。それでも『辞めたい』と。我々には強制力がないので、無理やり引き留めることはできません」
――これまで選手会は経営者側と様々な交渉を重ね、権利を得て来ました。
「もともとなかったものを交渉で勝ち取ってきたわけですからね。新人選手には、必ず2004年のストライキの話(プロ野球再編問題)をしています。労働組合として団結していたからこそ、現在の12球団という形が維持できている。もし、あの当時、選手会がなく、各球団の事情だけで物事が進んでいたら、果たしてどうなっていたか」
――FA制度や、それこそ佐々木が行使しようとしているポスティングも選手会の尽力で今の形になった。
「ポスティングも当初は最高入札額の1球団としか交渉できなかったのを、30球団すべてと話し合えるようにしました。FAにしても、選手会に入っていなくとも行使する選手はいます。もし、佐々木選手が1人で何でもできる、と判断していたとすれば、それは違うのかな、と思います」