ソフトバンクから人的補償で西武移籍 甲斐野央に「打倒・山川穂高」の強力援軍
西武からソフトバンクにFA移籍した山川穂高(32)の人的補償で西武入りした甲斐野央(27)が28日、ソフトバンクのファーム施設を訪れ、選手、関係者に挨拶。集まったファンにもサインに応じるなど、別れを惜しんだ。
人的補償を巡っては、大ベテランの和田毅(42)の名前が一部報道で浮上するなど、大騒動に発展。結果的に甲斐野が西武へ移籍することになったが、最速160キロを誇る右腕は移籍決定時から「守護神を狙いたい。ホークスと対戦できるのが楽しみ」と意欲を燃やしている。
2019年以降、リーグ優勝から遠ざかっている西武にとって、甲斐野の存在はV奪還への追い風になりそうだが、本拠地のベルーナドームには強力な援軍がいる。熱狂的なファンだ。
「西武ファンの『山川憎し』の思いは相当なものがある。山川は昨季、女性問題の不祥事によってわずか17試合出場にとどまった。本塁打王3度の大砲の不在もあってチームは苦戦。5位低迷の一因になった。謹慎による禊を済ませ、今季は汚名を返上をすべく西武に残留すると信じていたファンも少なくなかった。が、山川はソフトバンクと4年16億円ともいわれる大型契約を結んだ。今季のベルーナドームの試合ではヤジやブーイングが飛び交うのは必至。まして甲斐野と山川の対決は異様なムードに包まれるはず。甲斐野はファンの『打倒山川』への期待から、大いに後押しを受けるでしょう」(放送関係者)