元横綱・白鵬は「廃業」待ったナシ…北青鵬暴力騒動の厳罰処分に貴乃花親方がいつか来た道
■師匠としての素養、自覚が大きく欠如
同親方は、現役時代の2019年春場所優勝インタビューの際、勝手に三本締めの音頭を取って協会からけん責処分を下されるなど、計3度も処分を受けていることも問題視された。
協会はこうした同親方の数々の言動は師匠としての素養、自覚が大きく欠如していると判断。処分に加えて、3月場所は所属する伊勢ケ浜一門(宮城野部屋含めて6部屋)が任命した師匠代行が部屋の監督を行うとともに、4月以降は無期限で伊勢ケ浜一門が宮城野部屋を預かり、師匠、親方としての指導、教育を行うことを通達した。事実上の「親方召し上げ」である。
そんな宮城野親方に対する処分を巡って、角界には「廃業待ったナシ」との声すらある。
宮城野親方と同様に親方を召し上げられたのが、10年5月、暴力団関係者へのチケット手配が発覚した木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)だ。
2階級降格となった上に、部屋は出羽海一門の預かりに。その後、木瀬部屋は閉鎖され、「一同預かり願い届」が提出されて、所属力士や行司らは北の湖部屋に吸収された。