元横綱・白鵬は「廃業」待ったナシ…北青鵬暴力騒動の厳罰処分に貴乃花親方がいつか来た道
「師匠としての素養、自覚が大きく欠如している」
宮城野部屋の北青鵬(22)による弟弟子への暴力問題。昨23日、日本相撲協会は師匠の宮城野親方(38=元横綱白鵬)を厳しく叱責した。
同時に北青鵬の暴力行為に対する調査結果と処分内容を発表。北青鵬の自主引退を認めてこれを受理、宮城野親方は理事からの2階級降格、20%の報酬減額3カ月の厳罰処分を下した。
相撲協会が発表した数枚のリポートは、暴行事件の詳細を記した生々しい内容だった。
同親方は一昨年7月場所中に北青鵬が2人の弟弟子に顔面の平手打ち、突き飛ばしなどの暴行を加えたこと、以降も睾丸を平手打ちしたり、殺虫剤スプレーに火をつけて弄ぶなどの暴力行為を把握していたにもかかわらず、北青鵬に直接確認、注意せず、協会にも報告をしなかったという。
しかも、協会が今年1月に同親方らを内部ヒアリングした際には、部外者である番組制作会社社員を同席させ、その人物が所属力士に北青鵬の暴力行為に関して「口止め工作」をしていたことが判明。これが調査協力義務違反に当たるとした。