度会隆輝OP戦.429でDeNA開幕1番ほぼ確定 首位打者2度のコーチも脱帽「0から100」の打撃術
「開幕1番」は間違いなさそうだ。
DeNAのドラフト1位新人・度会隆輝(21=ENEOS)が10日、「1番・右翼」で先発出場した西武戦で対外試合10試合連続安打。初回に西武・松本の148キロを右前にはじき返し、オープン戦打率.429と好調をキープしている。
プロの速球、変化球に対応するバットコントロールに加え、キャンプのフリー打撃ではその飛距離にも注目が集まった。183センチ、83キロの体はまだ線の細さが先に立つ印象だが、鈴木尚典打撃コーチに聞くと、こう言った。
「今の体を効率よく最大限に使えるから飛距離も出る。特筆すべきは、インパクト。バットにボールが当たる瞬間に100の力を集約できる。構えてからトップ、振り下ろすまでは余計な力が入らず、極端に言えば、0から100でボールを捉えるイメージですね」
現役時代に2年連続首位打者を獲得、“ハマの安打製造機”と言われた鈴木コーチをして、「言葉で言うのは簡単ですけど、これは誰にでもできることじゃない。すごいです。天性」とまで言わしめるのである。