巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題
昨年の選手会の調査による年俸ランキングで巨人(平均6807万円)は4年ぶりに1位に返り咲いた。にもかかわらず、契約更改交渉の満足度は7位。前出の秦氏が続ける。
「アマやプロの選手に、巨人に入っても他球団よりチャンスが少ないとか、長く現役が続けられないとか、すぐに育成契約になってしまうといったイメージが定着しているのかもしれません。巨人の選手の契約更改の満足度が低いことや、補強選手の行く末は、みんなチェックしていますから」
今年90周年を迎える伝統球団も、近年はアマやプロからも敬遠される球団になっている。巨人の魅力度の低下は、今後のチームづくりにおいて、ボディーブローのように効いてきそうだが、ドラフトと育成をチーム強化の柱とする契機になれば、筒香取りの失敗もマイナスではない。(つづく)
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