アーティスティックスイミングは「ルール変更」で勢力図が激変! 全出場国がメダル射程圏内の“怖さ”

公開日: 更新日:

 各国の序列がなくなったことで、情勢は大きく変化している。武田氏が話を引き取る。

「5月頭にパリで行われたプレ大会(W杯)が象徴的です。五輪参加チームがすべて揃っていたわけではありませんが、これまで目立った成績を出していなかったメキシコがチームのAR、英国はデュエットのTRで優勝しました。すべての国がパリ大会でメダルを取れる可能性がある。しかも、今大会から予選が撤廃されたから、本当に何が起こるか分からない。どのくらいの難易度で本番を迎えるべきか、各国で極限までの心理戦、試行錯誤が繰り広げられている状況なのです。本番まで3カ月を切った今もなお、デュエットのメンバーは固定されていないのもそのためです」

 ぶっつけ本番での一発勝負――。そんな中、日本にとって好条件に働くことがある。チームのTR、FR、ARという演技の順番は追い風になりそうだ。

「日本が最も得意とするTRから始まるのは幸運と言えます。ここで勢いに乗れたら心に余裕ができる。そのままミスなくFRを終えたら高順位につけているはずです。最後のARは新曲でまだ試合の場で泳ぎ慣れていないので、TR・FRの良い波に乗ったままミスなく終われば、メダルは堅い。実力で上を行く中国が日本のTRの結果に焦ってミスをするようなら、史上初の金メダルが見えてきます。メダルの条件はとにかくミスをしないこと。デュエットにも同様のことが言えます」(三井氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」