藤川球児氏が岡田監督に「モノ申した」不穏…阪神球団内でも指揮官への“逆風”強まる

公開日: 更新日:

 さらに藤川氏は、「なぜ、二軍にずっといるのか私は分からないですけれども」と前置きしたうえで、「打線の並びを見ても、今は(迫力に)欠けますよね。誰が、ということではないんですけど、それは監督が決めるものですから。現在のメンバーではその選手たち(大山と佐藤輝)がいないことを忘れるくらいの活躍をする必要があるが、それだけ差があるということ」と指摘。慎重に言葉を選びつつも、「佐藤輝は交流戦から一軍で起用するべきだった」「貧打解消には佐藤輝が必要」との考えを明らかにしたのだ。

「球団内でも、佐藤輝の二軍落ちに懐疑的な見方は少なくなかった。解説者の立場として、コメントしたのでしょうが……」とは、コーチ経験のある球団OB。

 藤川氏が公の場で意見したということは「それだけ岡田監督の佐藤輝に対する処遇に疑問を抱いたからこそ」、とも捉えられる。(つづく)

  ◇  ◇  ◇

 阪神関係者が岡田監督の方針に意見するのは相応の覚悟が必要だ。ところが、藤川氏にかぎらず、ミスタータイガースの掛布雅之氏や阪神で一軍打撃コーチも務めた福本豊氏など岡田采配にモノ申す大物OBが続々と出現。周囲からは「球団内外で『反岡田』のムードが醸成されつつあるのは確か」という声も聞かれる。いったいなぜか。

関連記事【続きを読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  4. 4

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  5. 5

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  1. 6

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  2. 7

    大阪万博メディアデー参加で分かった…目立つ未完成パビリオン、職人は「えらいこっちゃ」と大慌て

  3. 8

    容姿優先、女子アナ上納、セクハラ蔓延…フジテレビはメディアではなく、まるでキャバクラ状態だった

  4. 9

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  5. 10

    エンゼルス菊池雄星を悩ませる「大谷の呪い」…地元も母校も同じで現地ファンの期待のしかかる