市船橋戦は「一番やってはいけない負け方」だった。野球を続けるのは7、8人、150キロ右腕の進路は…
私も必ず次に生かします。すぐに気持ちを切り替えることは難しい。なぜ負けたのか。試合に臨む前、普段の練習の段階で潰すことのできた敗因があったかもしれない。もっと自分にできることはなかったのか……。秋季大会に向けて新チームをつくっていく必要がありますが、結果を受け止めて消化するには少し時間がかかりそうです。
前述した、今後も野球を続けていく選手のひとりが右腕・梅沢翔大です。
市船橋戦で自己最速の150キロをマークするなど、成長を感じさせてくれました。大会前に「プロ志望」と話していましたが、今はどう考えているのでしょうか。近々、意思を確認するつもりです。
正直に言うと、梅沢のポテンシャルをもっと引き出せたのではないかと、悔いが残ります。速い球を投げられても、まだ「打たれない球」の域には達していません。球のノビ、キレ、重さなどには、まだまだ伸びしろがある。本人に「投手として生きていきたい」という強い気持ちがあるのなら、それらを専門的に鍛えてくれるプロの環境に身を置くのもアリだと思っています。