楽天・田中将大「200勝未到達確実」だから現役安泰の皮肉…貢献ゼロでも《億プレーヤー》継続へ
順調といえば順調かもしれないが……。
楽天の田中将大(35)が昨4日、DeNAとの二軍戦に登板。5回2/3を投げ、8安打2失点。前回が5回途中4失点だったことを考えると、前進したのは間違いない。
田中は昨年10月に右肘のクリーニング手術をし、今季一軍登板はゼロ。リハビリは一進一退で8月から二軍で実戦復帰したばかりだ。この日も100球がメドだったこともあり、イニング途中でマウンドを後輩に譲った。
田中は楽天が唯一優勝した2013年、24勝0敗と八面六臂の活躍を見せた功労者だが、ヤンキース移籍を経て21年に古巣復帰して以降は年々成績が悪化。21年から4勝9敗、防御率3.01、22年9勝12敗、同3.31、昨季は7勝11敗、同4.91だった。
「今の田中の置かれている立場は複雑です」と、球界OBが続ける。
「一選手として見ると厳しいでしょう。今季はチームに何ら貢献をしていないので、二軍では『調子を落としたレギュラーの調整登板』とは見なされない。一軍で投げたければ二軍でも好投を続ける必要がある。まして、楽天は現在4位でCS出場争いの真っ最中。そんな時期に下で結果を出していない先発は投げさせられません」