大谷はMVPに相応しくない?《伝統重視》のNYメディアが“身内びいき”の横ヤリ
レギュラーシーズンも佳境に入り、ナ・リーグのMVP争いに注目が集まり始めた。
前人未到の「50ー50」(50本塁打、50盗塁)を狙うドジャース・大谷翔平(30=44本塁打、46盗塁)を推す米メディアは少なくないものの、ここにきて名将として知られるバック・ショーウォルター氏が待ったをかけた。
ヤンキースら5球団で指揮を執り、最優秀監督に4度選ばれたショーウォルター氏は日本時間3日、大リーグ専門チャンネルの「MLBネットワーク」に出演。大谷の受賞が有力視されることに疑問を呈し、「私ならリンドーア(メッツ)を選ぶ。彼のように守備の要を担っていれば、打撃以外で貢献して試合に勝てる。DHの選手が4打数無安打では試合に勝てない」と話した。
リンドーアは、守備の負担が大きい遊撃として140試合に出場し、打率.274、30本塁打、84打点、26盗塁。大谷の「40‐40」には及ばないものの、「30ー30」達成を目前としている。野球データサイトのファングラフスによれば、MVP投票で重視される選手の貢献度を示すWARは7.3。大谷の6.6を抑えてリーグトップで、現時点ではリンドーアに軍配が上がる。