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田尻一郎元ソフトバンクホークス広報

1967年、福岡県出身。86年ドラフト外で南海ホークスに入団。88年に引退し、98年まで打撃投手。その後は、一軍と二軍のマネジャー、広報などを歴任した。2023年オフに退団。一軍出場なし。

《東浜巨の巻》「鷹の祭典」の試合中、「このユニホーム洗えますかね?」と言われたワケ

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 そうした性格もあって、即戦力と期待されながら一軍に定着したのは入団4年目の16年から。これは15年に就任した工藤監督の影響が大きいでしょう。投手陣の強化メニューを考案し、トレーニングに励んだ成果です。現在もオフは栄養士をつけて自主トレに励み、筑後の二軍施設に通い、時には泊まって練習に励んでいます。

 そんな東浜ですが、実はもの凄い汗っかきという特徴がある。

 ソフトバンクは「鷹の祭典」というイベントがあり、選手は専用ユニホームを2着もらえます。ところが、東浜は試合前にブルペンで投げると、その時点で汗びっしょり。試合途中で2枚目に着替えると、もうストックがなくなってしまう。「田尻さん、これ洗えますかね?」と、試合中に言われて何度か洗ったことがある。すぐに風呂場に行って洗面台で汗を落として、せっけんで香りづけをして、急いで乾かして……といった感じです(笑)。実は工藤さんも現役時代は汗っかきで、完投した日はアンダーシャツをイニングごとに9枚替えたこともあるとか。

 そんな東浜とバッテリーを組んでいた甲斐拓也の話をしましょう。

【連載】ホークス一筋37年 元名物広報が見た「鷹の真実」

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