ソフトB“お騒がせ男”砂川リチャードにOBが「至極もっとも」なエール 《実力不足》《飼い殺し》と論調が分れるが…
鷹のお騒がせ男が2度目の契約更改でサインをした。
6日、ソフトバンクの砂川リチャード(25)が前回と同じく現状維持の年俸1000万円に判を押した。1回目に引き続き、今回も1時間以上のロングラン交渉。リチャードは「いい会話ができた」と話した。
ウエスタンでは5年連続本塁打王、打点と合わせて2年連続二冠王の「ロマン砲」は、一軍では3年通算94試合283打席で打率.165、10本塁打、27打点。それなりに打席数は与えられており、ネットでは《チャンスを生かせない方が悪い》という論調が目立つ。
一方、《飼い殺し。移籍させてやれ》という意見があるのも事実。リチャードが本職とする一、三塁には山川と栗原がおり、前回の交渉で「誰かのケガ待ちは嫌」と移籍を志願したのも、高いハードルが原因だろう。
球団OBは「リチャードが一軍で打てばいいだけの話」と、こう続ける。
「一、三塁しか守れないリチャードと異なり、栗原は外野も守れる選手です。それこそリチャードが打ちまくり、首脳陣に『こいつをスタメンで使いたい』と思わせれば、栗原の外野コンバートは十分あり得る話です。なにせ、主力の柳田は来年37歳。来季は守備の負担軽減で右翼から左翼へのコンバートが決まっているが、年齢が年齢なのでそれもいつまでできるか。柳田の外野守備が厳しくなるタイミングで栗原が外野を埋め、空いた三塁にリチャードが入ればいい。だからこそ、球団も交渉中、リチャードに『戦力として考えているから』と言ったのでしょう」
打てばすべて解決するということだ。