豊昇龍にも“綱とりの権利”はあるが…協会に「双羽黒のトラウマ」、素行や人間性も厳しくチェック
「横綱昇進の基準が現行の『2場所連続優勝、あるいは……』と定められたのは、双羽黒の廃業以降です。平成以降は直前2場所の両方かいずれかで優勝することが必須となった。それだけ双羽黒の一件は協会のトラウマになっている。豊昇龍は関脇時代に優勝を経験し、問題児というわけでもない。ただ、向こうっ気の強さは叔父さんの元横綱朝青龍譲り。協会の一部からは『土俵の頂点に立ったら叔父さんのようになるのでは……』と危惧する声があるのも事実。昇進するには基準クリアに加えて、素行や人間性も相当厳しくチェックされるでしょう」
協会にしてみれば、双羽黒の二の舞いも朝青龍の再来も勘弁、というわけだ。
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「横綱昇進」と言えば、先場所限りで引退した貴景勝は、過去に2場所連続で「優勝に準ずる成績、優勝」しながら横綱になれなかった。いったいなぜか。貴乃花の元弟子だからなのか。日本相撲協会・八角理事長を直撃すると、意外な答えが返ってきた。
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