世界陸上有力候補だが…マラソン小林香菜は身長150cmの「チョコチョコ走り」で日の丸を背負えるか
陸連強化委員長、専務理事などを歴任した澤木啓祐氏が言う。
「25キロから30キロまでのラップはやや落ちたものの、全体を通してラップの上下幅が少なく、見事な走りでした。ピッチ走法は、歩幅の大きなストライド走法に比べて省エネですが、練習や大会後の腰や背中のケアをしっかり行わないと歩幅が短くなりやすい。一定の歩幅を確保しにくい点に気をつけながら、1センチでも歩幅を伸ばす努力をしてもらいたい。走り方は個性なので変えることはない。今後は後半にスピードが落ちないスタミナをつけたい。パリ五輪6位の鈴木はフォームに無駄がなく、柔らかみがある。より伸びしろを感じます」
ちなみに、小林は今回参加標準記録(2時間23分30秒)を突破しての日本人最高ということで、9月の世界陸上女子マラソン代表の有力候補になった。