大谷翔平と菊池雄星の“ただならぬ因縁”…日本時間1日のドジャース対エンゼルス戦で今季初対戦へ
2009年春、野球部に所属していた岩手県内の中学生にとっては衝撃的な“事件”だった。
菊池雄星(33)率いる花巻東が春のセンバツで準優勝。岩手県勢が甲子園大会の決勝に進出したのは春夏通じて初めてだったからだ。花巻東は夏の甲子園もベスト4に進出した。
当時、奥州市立水沢南中学の3年生だった大谷翔平(30)も大きなインパクトを受けたひとりだ。菊池に憧れ、後を追うように花巻東に進学したと言われるものの、実際は異なる。同級生との話題が花巻東の菊池に及ぶと、「高1で(菊池を)超えてやる」と話したのだ。
菊池をライバル視して花巻東に入学したが、2年夏の甲子園は帝京(東東京)に初戦敗退。3年春のセンバツも、やはり初戦で藤浪晋太郎のいる大阪桐蔭に完敗。打者として藤浪から本塁打を放ったものの、投手としては8回3分の2を9失点と大阪桐蔭打線にボコボコにされた。夏の岩手大会準決勝で当時のアマチュア史上初の160キロをマークするも、決勝で敗退。高校時代に甲子園で準優勝した菊池を超えることはできなかった。