3年502試合フル観戦!大谷フリーク芸人・ミニタニ氏の過酷すぎる全米縦断全公開
プロデュースした寿司屋が大当たり
アメリカンドリームを追い求める気持ちは、渡米当時から今も変わらない。米国では、売れっ子のコメディアンが自分を主役にしたリアリティー番組を持つことが、一流の証しとされている。ミニタニ氏も、自身のリアリティーショーを持つことを目標にしており、「ミニタニ」としての活動も、その夢への足掛かりだ。
「まるで修行のような日々、試練の連続です」と、こう続ける。
「この3年間、大谷選手を追いかけ続け、生活のすべてを捧げてきました。娯楽や遊びの時間は一切なく、失ったものもたくさんあります。が、後悔はしていません。おかげで今の自分がある。テレビにも出演できるようになり、自分の夢に一歩ずつ近づいていると実感しています。大谷選手がメジャーに挑戦し、初キャンプの第1打席から1000億円契約をつかむまで、その過程をずっと見てきました。僕も夢をかなえたい。先にアメリカに来た者としても、自分の道を極めたい。活動の幅をどんどん広げて、1000億円を稼ぐつもりです」
新たな挑戦のひとつが、ロサンゼルス市内での寿司店プロデュースだ。昨年3月にオープンした「Mori Nozomi」は、食材の9割以上を日本から取り寄せ、日本と変わらぬ本格的な寿司を提供。さらに、日本人の女性職人が大将を務めることでも話題を集め、開店初年度で現地メディアが選定する「ロサンゼルス ベスト101レストラン」、「ニューレストラン ベスト10」(3位)に選出された。今後は、系列店の展開や、ブランディング力を生かしたキッチン用品の商品開発なども視野に入れている。コメディアンとしても、経営者としても、一切手を抜くつもりはない。
では、「ミニタニ」の活動はいつまで続けるのか。