精巧な悪ふざけ本「正しい保健体育II」刊行で話題 みうらじゅん氏に聞く

公開日: 更新日:

 勃(た)ったら勃ったでイヤラシイと蔑(さげす)まれ、勃たなかったらそれはそれで怒られる。世知辛い現代、男はどう生きるべきか?

「いかに介護してもらうかってところまでが男の生きざまです。千人斬りなどと調子こいてる男は痛い目に遭いますよ。プライドも薀蓄(うんちく)もいりません。いかに自分の意見をなくしていくかが重要です。自分探しじゃなくて“自分なくし”。こうして可愛げも身につければ喜々として介護してもらえるはずです。実は第3弾で“霊界編”も予定していますから、男は安心して往生してください」

(イースト・プレス 1300円)

▽1958年、京都府生まれ。武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー。エッセイスト、作家、ミュージシャンとしても活躍。「マイブーム」や「ゆるキャラ」の生みの親でもある。仏教にも精通し、「見仏記」「アウトドア般若心経」「マイ仏教」など著書多数。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議