「心の病、初めが肝心」水野雅文著

公開日: 更新日:

 日本における精神疾患の生涯有病率はおよそ25%。つまり4人に1人が人生で1度は心の病にかかる計算になる。本書では、抗うつ薬が必要な本格的な病になる前に、早期に症状を改善するためのマニュアルを紹介。

 例えば、この1週間で寝つきが悪くなったり、朝の目覚めがいつもより早すぎることが続いていたら要注意。精神疾患の早期症状の代表は「睡眠障害」だからだ。これを放置しているとうつ症状が悪化する恐れがあるのだが、だからといってすぐに睡眠薬に頼ると依存性が高くなる。まずは寝室に静かな音楽を流したりアイマスクを使うなど、睡眠環境を変えることから試してみるといい。

 他にも、過食、物忘れの増加、読書に集中できない、緊張しやすくなったなど、心の病の早期症状と改善法を解説していく。

(朝日新聞出版 760円+税)


【連載】気になる新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる