「なぜ、胃が健康な人は病気にならないのか?」江田証著

公開日: 更新日:

 近頃の研究では、動脈硬化がんなどのさまざまな疾患に“炎症”が関係していることが分かってきた。炎症を起こしている部分には白血球から放出されるサイトカインという物質が集まるが、炎症が慢性化するとサイトカインが血液に乗り、全身に悪影響を及ぼす。

 そして、人間の体の中でもっとも炎症を起こしやすく、面積も広いのが胃。胃の健康を守っておかないと、寿命にも関わる思わぬ疾患を招きやすくなるのだ。

 本書では、胃の炎症を防いで健康を維持するための工夫を紹介。食材でおすすめなのがブロッコリーで、スルフォラファンという成分がピロリ菌を抑えたり炎症を改善してくれる。朝食をしっかりと取り朝から胃を動かすことも、胃を健康にする第一歩になるという。

(PHP研究所 600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情