「なぜ、胃が健康な人は病気にならないのか?」江田証著

公開日: 更新日:

 近頃の研究では、動脈硬化がんなどのさまざまな疾患に“炎症”が関係していることが分かってきた。炎症を起こしている部分には白血球から放出されるサイトカインという物質が集まるが、炎症が慢性化するとサイトカインが血液に乗り、全身に悪影響を及ぼす。

 そして、人間の体の中でもっとも炎症を起こしやすく、面積も広いのが胃。胃の健康を守っておかないと、寿命にも関わる思わぬ疾患を招きやすくなるのだ。

 本書では、胃の炎症を防いで健康を維持するための工夫を紹介。食材でおすすめなのがブロッコリーで、スルフォラファンという成分がピロリ菌を抑えたり炎症を改善してくれる。朝食をしっかりと取り朝から胃を動かすことも、胃を健康にする第一歩になるという。

(PHP研究所 600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方