「一流」と呼ばれた人の必読本特集
「残念な社員が一流に変わる秘密のルーティン」東川広伸著
「部下や社員がすぐ辞めて人材が育たない」と嘆く人に読んでほしい人材育成テキスト。自分で考えて動く社員=自創社員を育て、人材を「人財」に変える秘訣を教授。方法はたった2つ、「手書きノート」と「対話」だ。目標設定と計画策定をノートに書くことをルーティン(習慣化)にする。さらに対話と雑談でも、上司が聞き役に徹することで、残念な社員が一流社員へと成長を遂げるという。仕事ぶりを「見える化(可視化)」すると評価の幅も広がる。成果評価だけでは自己中心的な人材だけになり、経営不振に陥るとも指摘。300社、9000人以上の社員育成に関わってきた経営コンサルならではのメソッドは、端的でわかりやすい。(日経BP社 1500円+税)