「夫が亡くなったときに読むお金の話」内藤浩介著
夫が亡くなったときにまず必要になるのが葬儀の費用。全国平均は160万円前後だが、葬儀を行わず火葬のみ行う直葬なら16万円から。ただし、葬儀社によっては直葬を受け付けていないところもある。身内だけで行う家族葬も40万円くらいからできる。
また、夫が会社員なら、年間所得に合わせて所得税などを納めすぎている場合があるので、準確定申告をすれば取り戻せる。意外なことに、死亡退職金については就業規則に規定がない会社もあるので、確認したうえで申請することが必要。取締役以上なら弔慰金が支給されることもある。
もしもの場合に備えて手元に置いておきたい一冊。(東洋経済新報社 1400円+税)