「冷たい家」JP・ディレイニー著 唐木田みゆき訳

公開日: 更新日:

 自宅に強盗が入ったエマは、恋人のサイモンと転居先を探す。だが、限られた予算では条件を満たす物件が見つからない。見かねた不動産屋が2人を案内したのは、完璧主義者の建築家エドワードが設計した風変わりな家だった。すべてが計算し尽くされたその家に一目ぼれしたエマだが、不動産屋によると入居者はエドワードが定めた200以上ものルールに従わなければならないという。

 3年後、お腹の子を死産で失った未婚のジェーンが、エドワードの審査を経てこの家に越してきた。エドワードに気に入られ付き合うようになったジェーンは、エマという女性がこの家で不審な死を遂げたことを知る。

 エマとジェーンの視線が交錯しながら進む戦慄の長編サスペンス。

(早川書房 1800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由