「定年準備」楠木新著

公開日: 更新日:

 第二の人生は心や体が喜んでいる状態や、「いい顔」で過ごす時間が大切であって、目標達成は必ずしも必要ないと説く。しかし、実際には多くの人が定年後の環境のギャップの大きさに困惑する。そうならないためには、定年前から働き方を修正するべきで、定年後は実は50歳から始まっているのだ。

 一方で、仕事はもちろん、ボランティアや地域活動などの新たなステップに踏み出す場合に共通しているのは、計画的な意思決定ではなく、人との偶然的な出会いの力が働くことが多いことだ。再就職、地域や家族との人間関係の再構築など、第二の人生をより良く生きるための具体的なヒントを示す。

 (中央公論新社 820円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が