「男性復活!」佐治晴夫/堀江重郎著

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 堀江が、数学の形をとっていないが数学のような世界、つまり抽象的な想像だが実体的なものにも部分部分では即している世界はないか尋ねると、佐治は、音楽はそのひとつだと答える。

 例えばソナタ形式はひとつの主題が第一変奏、第二変奏と展開し、最後に再び出てきて終わる。それは数学でものを考えるときの論理構造に似ている。また、いい音楽にはこの音は必ずなければいけないという音がある。その音を見通せるかどうかがプロとアマの分かれ目なのだ。そこにはやはり数学的な構造が存在する。

 男性医学の第一人者と、「ゆらぎ」理論で知られる理論物理学者が、科学や医学、人生について語る対談集。

(春秋社 1800円+税)

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