「ハリウッド・リメイク 桃太郎」藤井青銅著

公開日: 更新日:

 アメリカ・ジョージア州に老夫婦が住んでいた。おばあさんが河原で巨大な桃を拾うと、中から男の赤ん坊が出てきたが、その子はベトナム戦争で死んだ息子にそっくりだった。

 ピーチ・ガイと名付けられた男の子は成長して、ある日、「デビル・アイランドへ行って、悪い奴らを退治する」と言い出す。工場廃液で川を汚染し、周辺の農園に被害を与えていた会社は、デビル・アイランド(DI)と呼ばれていたのだ。

 ピーチ・ガイはグレイハウンド犬とチンパンジーとハクトウワシを引き連れてDIに向かうが、そこにはガラス張りの高層ビルがそびえ、その上空に巨大なUFOが……。(「ピーチ・ガイ」)

「桃太郎」「かぐや姫」などのむかし話をSF映画やアニメなどに映像化するとこうなる?

(柏書房 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に