「馬疫」茜灯里著

公開日: 更新日:

 パリのコロナ禍が収まらないため、2021年に続いて2024年にも東京でオリンピックを開催することになった。日本馬術連盟の登録獣医師、一ノ瀬駿美らは、馬インフルエンザを心配していたが、やがて、山梨県の小淵沢で狂騒型の馬インフルエンザがはやり始めた。

 動物公園のシマウマが飼育員に体当たりして負傷させる事件が発生。さらに、川崎競馬の練習馬場から馬十数頭が脱走、制止しようとした調教助手が蹴られて重体に。駿美は川崎に向かうが、途中で遭遇した鹿毛の馬が車のフロントガラスを突き破り、車内に首を突っ込んだ。

 獣医師が未知の馬インフルエンザウイルスと闘う理系ミステリー。

(光文社 1870円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる