「おひとりさまの終活」神田紀久男著

公開日: 更新日:

「おひとりさま」が自分らしい最期を迎えるためには準備が必要だ。死亡したら、誰かが葬儀や国民年金などの届け、保険の解約などの手続きをしなくてはならない。年を取って認知症になったら適切な判断ができなくなるので、「成年後見制度」を利用するとよい。家庭裁判所が後見人を決める「法定後見制度」よりも、自分で信頼できる後見人を選ぶ「任意後見制度」がオススメ。

 また、親族以外の人に死後の葬儀、火葬などの手続きを委託する「死後事務委任契約」もある。遺産の相続や寄付、銀行口座の解約などを司法書士や弁護士に依頼する契約だ。終活セミナーなどに参加して、自分に合ったサービスを選ぶとよい。

 人生をハッピーエンドで終えるために必読の本。

(現代書林 1540円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  2. 2

    これも防災対策のひとつ? 「ソーラー充電器」は買っても秘密にしておけ

  3. 3

    加橋かつみさんが憧れたストーンズ「サティスファクション」はザ・タイガースの原点でもある

  4. 4

    TOBE人材難とNumber_i全米成功に疑問符…なぜジャニー喜多川氏の性加害が足かせなのか

  5. 5

    週刊誌2誌で評価は真っ二つ…悠仁さまがそれでも「東大に合格」できる仕組み

  1. 6

    Number_iに囁かれるキンプリ遺産の食い潰し…サマソニで持ち歌少なくデビュー曲を2回披露

  2. 7

    高野連を直撃「甲子園でリクエスト制度なぜ導入されず?」

  3. 8

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  4. 9

    「ブラックモンブラン」竹下製菓が最大の危機に…事業拡大の矢先、右腕の夫と会長の父に先立たれ

  5. 10

    阪神岡田監督の去就を左右する親会社、後継者事情、健康問題、糟糠の妻・陽子夫人