NHKにも安倍カラー? 15年大河は首相地元「松陰の妹」

公開日: 更新日:

 しかし、「時期が時期だけに何かしらの“流れ”を感じる視聴者もいるかもしれません」というのは、上智大教授の碓井広義氏(メディア論)だ。

 たしかに安倍首相はNHK経営委員に自身の思想に近い人物を推し、政治介入の声が巻き起こったばかり。NHK会長人事への介入も懸念されている。そんなタイミングで決まったのが吉田松陰のドラマである。NHKの安倍政権への「すり寄り」「おもねり」と取る向きも少なくないはずだ。

「中央政府の反対勢力となった会津藩を描いた『八重の桜』からひとつ置いて、また幕末が舞台の作品です。しかも明治維新の軸となる長州藩のドラマとは発想がちょっと安易な気がします。政治的文脈とは無関係であって欲しいのですが……」(碓井氏=前出)

 これで脚本が同経営委員に就任した作家の百田尚樹なんてことになれば、NHKは「安倍色」に染まる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり