「男はつらいよ」佐藤蛾次郎が銀座で振る舞う「寅さんカレー」
映画「男はつらいよ」シリーズでおなじみだった題経寺の寺男「源公」。寅さんとのカラミはいじらしくもあり、またおかしくもあった。その源公を演じていたのが佐藤蛾次郎さん(69)だ。シリーズが終わって18年、今どうしているのか。
会ったのは銀座8丁目にあるパブ「蛾次ママ」。もちろん、佐藤さんの店だ。
「ここを始めて18年ね。従業員は雇わず、代わりにカミさんと息子の3人でやってる。そう、アットホームな雰囲気がウリってこと。家族は他に嫁に行った娘が1人に孫が2人いるよ」
トレードマークだったアフロヘアは影を潜めてしまったが、自慢の口ヒゲは相変わらずの佐藤さん、まずはこう言った。
カウンターでは和子夫人(66)と長男で俳優の亮太さん(40)がせっせと働いている。店の広さは46平方メートル。テーブル席が35席あり、店奥にはカラオケが。実にゆったりした造りだ。
料金は1人1時間3000円(税別)でスコッチ、焼酎が飲み放題にしてカラオケも歌い放題。超過すると30分で500円増しになる。おつまみは一律500円。ただし、名物の「薬膳カレー」は1000円だ。