「今日も夢見る」の万里村れいさん 今もマイペースで活動中

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 1960年代半ば、アメリカのフォークグループ、PPMやキングストン・トリオに影響を受けた大学生による“カレッジフォークブーム”が起きた。万里村れいとザ・タイム・セラーズが歌ってヒットした「今日も夢みる」もそうした一曲だ。紅一点だった万里村さんは、今どうしているのか。

「年に1回、ソロコンサートで歌う。そんな感じで、マイペースでやらせていただいてます。先日の渋谷のライブハウスは200人以上のお客さまで昼夜満席でした。ワタシの場合、ついおしゃべりが過ぎちゃって、予定してた曲をカットしなくちゃならないケースがままありまして、フフフ」

 横浜市港北区にある自宅で会った万里村さん、こういって笑った。

 鬱蒼とした木々に囲まれた広大な庭に、瀟洒な邸宅。毎年春、港北区の依頼でオープンガーデンとして一般公開しているそうだ。

「ある企業の重役だった父が残してくれたんですが、家を建て替えようとしたら、大工さんに“壊すのはもったいない”と言われましてね。それは見事な数寄屋造りの離れがあったんです」

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