“ポスト古舘”本命 テレ朝・富川アナのリポート極意とは?

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 04年から「報道ステーション」のリポーター、11年から「報道ステーションSUNDAY」のスタジオキャスターに就任。

 テレ朝の先輩アナにあたる古舘キャスターから「脳内現場をつくれ」とアドバイスをもらったことがきっかけで、飛躍的に伝える能力が伸びたという。「脳内現場」とは、頭の中で現場を想像し、そこでリポートをしているように伝える方法だ。

「きっかけは報ステ1年目。富川はそれまで周囲の情報を詰め込んだ原稿を丸暗記してリポートしていましたが、踏切事故の様子を伝える中継の途中で、突然『バン!』という大きな音が鳴り、その瞬間、頭の中が真っ白になってしまった。丸暗記した情報を全部忘れてしまったのです。スタジオの古舘さんにとっさにフォローされて切り抜けましたが、丸暗記ではトラブルに対応できないことを痛感したようです」(前出の芸能リポーター)

 14年放映の筋萎縮性側索硬化症(ALS)で闘病するいとこを取材したドキュメンタリー番組「笑顔の約束~難病ALSを生きる~」が、昨年の日本民間放送連盟賞のテレビ教養部門で優秀賞を受賞した。

 実直な人柄で知られ、古舘の不在時には代役も務めてきた。ただ、ニュース番組のキャスターは言うべき時に、言うべきことを言うのが仕事。人柄だけのキャスターなら視聴者から願い下げだ。

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