「金八先生」巡査役の鈴木正幸さん 今は那須で自給自足生活
「ここから約15キロ離れた那須湯本には御用邸があって、魅力は緑豊かな大自然。これに尽きるでしょう。あと、那須牛をはじめ、案外、山の幸も豊富。それに温泉はあちこちで湧いてる。って、自分は自然村の広報担当か、ハハハ」
こんな話をしているうちに、ミズナラ、クヌギ、アカマツなどに囲まれた自宅に到着。
「95年に購入した敷地は約80坪あり、建てたのが96年。08年に現在の3LDKに改築しました。このあたりは標高350メートルほどで、夏はすごく涼しい半面、冬は雪こそ少ないものの、マイナス10度なんてザラでしてね。で、断熱効果が高い三重窓を取り入れ、木目が美しいスウェーデンハウスにしたんです。お風呂は村内に湧出するアルカリ性単純泉を引いた天然温泉。保温効果はもちろん、美容や健康にもバッチリです」
徒歩5分ほどの村内中央に四季折々の野菜を栽培する90坪ほどの畑、村外にコシヒカリ用の約1000坪の田んぼを借りている。
「完全とはいかないまでも、半分は自給自足ですね。お米? 去年9月の大雨の被害もそれほどじゃなく、おかげさまで豊作でした」