大車輪CMで時の人…野末実さんが明かす当時の“驚愕ギャラ”
おまけにだ。ヨーロッパロケに出発する1週間前、広告代理店から「予算が削られた」との連絡があった。
「それでパリもロンドンもみ~んなパーじゃ。飛行機で行くはずが新幹線乗って、川崎市内の体育館で撮影した。まったく、しょんない」
大車輪のバックの凱旋門や時計台は貼り付けだったのだ。しかし、テレビCMそのものは大反響。「あのジイさんはいったい誰だ?」ということになり、野末さんは静岡ローカルから全国区の人気者になった。
■病気知らずは「鉄棒のおかげ」
「それまで会ったことがない人が、ワシはアンタの親戚だと言い出し、親戚がいっぺんに3倍にも4倍にもなったわ、ハハハ。あと、浜松に買い物に行って、すぐに気づかれ、安い買い物はできんくなった。あれは往生じゃった」
実は野末さんの自宅には立派な鉄棒がある。
「全日本がんばってる人大賞」で得た100万円から14万円を伊平小学校に寄付し、それでできた鉄棒を小学校が閉校するのにあたり、引き取ったのだ。