アイスペールがグラス代わり 竹内力の“豪快”酒エピソード
それでも俺だけ最後まで飲み潰れなくてさ。問題はそれからだよ。当時はまだ裕福じゃないから、エレベーターもないような古いビルのスナックとかバーで飲んだけど、外でタクシーを拾うまでが大変。
相手は体重が100キロ以上もあるのに、それを狭い階段を担いで下りなきゃならない。万が一、足を滑らしたり転んだりしたら、間違いなく揃って大ケガしかねないからこっちも命がけさ。
ところが、そうなると不思議なことに、その時だけ酔いがさめて、ふらつきながらも、ちゃんと地上に下りられたんだから、我ながら大したもんだよ。そんなことが何十回とあった。独身だったってこともあるけど、豪快に飲んでた時代だよ。
■酒とカラオケが採用の条件
でも、さすがに40歳過ぎてからは健康のこともあるし、そんなむちゃ飲みはしなくなった。俳優のマネジメントとかVシネマのプロデュース、制作をしてる会社を経営してるしね。
ただ、酒が好きなのは今も変わらない。ウチの会社で社員を採用する際の面接。必ず聞くことが「酒、飲める?」「カラオケ、歌える?」だから。