グラスに酒5合注がれ 4代目・旭堂南陵が受けた“入門試験”

公開日: 更新日:

 30年ほど前、大阪と京都で「東西講談会」という、東京と上方の講談師が競演する高座がありましてね。大阪で上演後、市内の旅館で6代目一龍斎貞水師匠、6代目神田伯龍師匠、ウチの師匠、そして僕の4人で打ち上げをしたんです。

 ビールをひとしきり飲んだ後に日本酒にかえて、アテらしいアテもないまま、4人でワーワーしゃべりながら飲んどったら、日本酒10本1斗が空になって、“お開き”にしたのが明け方5時。翌日は京都で高座やのに、4人が揃って二日酔いでホンマしんどい思いしたもんです。おまけにそこの旅館からは「声が煩うて寝られへんかった」言うて、出入り禁止。声の小さい講談師がおるわけないんですが、ホンマ散々や。

 今はひとりで1升空けるような飲み方はさすがにせえへんけど、僕を含めて9人おる南陵一門の中じゃ、僕が一番飲みますね。好き嫌いなしで、寒い時は焼酎のお湯割り、これからの季節は生ビールにハイボールですわ。

 ただし、飲むのは木・金・土・日曜の4日間だけ。他は酒抜きで、自宅では飲まんことにしとるんです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方