フォーク3人組「日暮し」武田清一さんはレコード収集家に

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 評判だった77年のアルバム「ありふれた出来事」と79年の「記憶の果実」は昨年12月、CDで再発売。また、この3月にはそれをもとにアナログ化し、LP発売した。

■所有レコードは3000枚

 さて、解散後の武田さんは音楽専門衛星デジタルラジオ・ミュージックバードのパーソナリティーを務める一方、ジャズのアナログレコード収集に情熱を注ぎ、今や3000枚のコレクションを誇る。

「3000枚を超えてからは数えるのが面倒になっちゃって。50年代のドナ・ブルックス、ナンシー・スティールなど、コレクターズアイテムを何枚か持ってるのが自慢かな。家庭の事情や収集の目的もあって、ロスとニューヨークには30回以上通いましたか。そこでペギー・リーやマリリン・モンローなどアナログレコードにまつわる出来事や話をいろいろ仕入れ、去年、『ヴォーカルはいつも最高だ!』(駒草出版)って本にまとめました」

 取材したのは、JR国立駅南口から大学通りを歩くこと約10分にある「Cafe Sings」。07年、自ら設計に関わり、オープンした。武田さんがセレクトしたジャズ&ポピュラーが流れる。

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