連載小説<6> 容疑者オックは無言で罪を認めた
「何だって?」オオガキがこちらに目を向けて訊いた。
「窓から……と言いました」
「どこから入ったかじゃなくて、どうして入ったのかを訊いてるんだ!」
オオガキの怒声に、オックの肩が震えた。
「被害に遭った女性の話によると、言葉の意味はわからなかったが、あんたに激しくまくし…
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