興行先での宴席でウーロン茶 神取忍さんは「下戸」だった

公開日: 更新日:

 私にとってラッキーだったのは柔道の町道場から、先輩後輩のしがらみのないジャパン女子プロレスに転身したこと。大学とか社会人の柔道部だと、どうしても飲み会はつきものだし、先輩からの杯は受けなきゃならないでしょ。それに、ジャパン女子は旗揚げ当初からジャッキー(佐藤)さん、ナンシー(久美)さん、風間(ルミ)に私を加えて“四天王”だったから、誰からも強要されることがなかった。きっと男子の団体だと“アルハラ”(アルコールハラスメント)は当たり前の世界だから、新人時代には大変な目に遭ってたんじゃないかなあ。

■地方に行くと宴席が用意されていて……

 飲めた方がよかったのにって思うことはよくありますよ。やっぱりプロレス団体の代表ともなると、いろんな業種業界の方とのお付き合いもあるし、もし気持ちよく飲めてたら、アルコール関係の企業がスポンサーさんになってくれるとか、CMのオファーもあったかもしれないしね。

 それと興行で地方に行くと、私と初対面の主催者さんの場合、気を使って宴席を用意してくれてるのが申し訳なくて。先方は当然飲めるもんだと思ってるわけですよ。中には2次会、3次会とお酒を飲みながら楽しめるお店を段取りしてくれてたことが何度もあった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド