興行先での宴席でウーロン茶 神取忍さんは「下戸」だった

公開日: 更新日:

 ところが、私はウーロン茶でしょ。おまけにウチの団体じゃ、看板レスラーの井上(貴子)も私に輪をかけた下戸。シャンパン1杯だけで救急車を呼ぶくらいヘナチョコで、チョー弱いから話になんない。私自身はお酒の席は嫌いじゃないし、盛り上げるのだって好きなんだけど、相手はさぞかしガッカリだろうなってのは何回も感じてます。

■「楽しんじゃえばいい」

 とはいえ、こんな私でも飲み会のお誘いが今もあるんです。5年前の2月には漫画「GTO」を描かれた藤沢とおる先生主宰の「舞浜の地ビールを飲む会」に呼ばれて千葉の浦安にお邪魔したんです。下戸なのに行っちゃうってのがお笑いなんですけど、会場では飲めない派の漫画家・平松伸二先生(「ドーベルマン刑事」ほか)もいらしたもんだから、2人でスイーツばかり食べてた。ビール好きの人から見たら「酒飲めないなら、来んなよ!」って世界だけどね(笑い)。

 ただ、もし私がイケるクチだったらって考えると、それもどうかなって思う。不必要なケンカは多かっただろうし、私の性格だとスイッチが入るとトコトン行っちゃうから、徹夜、徹夜でお酒を飲んで体を壊したり、トレーニングもおろそかになっていたかもしれない。

 だから、今もこうして現役でいられるのは下戸だったからともいえるんじゃないかな。お酒の神様はそのあたりちゃんと見てくれてるんだよ、きっと。だから、お酒を飲めない人は気後れする必要はない。要はうまく宴席を楽しんじゃえばいいってこと。それもまたお酒とのいい付き合いなんですよ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド