仕事と家庭の両立奮闘 芸能記者が見た小林麻央さんの心根

公開日: 更新日:

「子供たちにとって強い母でありたい」――。小林麻央さんはブログでそう記していた。そして長女・麗禾ちゃん(5)、長男・勸玄くん(4)に最期の瞬間をみとらせた。麻央さんは普段どんな育児をしていたのか。ベテラン芸能記者の青山佳裕氏の目撃談はこうだ。

「あれはちょうど2年前、2015年7月のことです。海老蔵さんと暮らす自宅前で麻央さんがタクシーに乗り、2人の子供たちに手を振って走りだすと、子供たちが泣き出し、お手伝いさんの手を振り払って、裸足で車を追いかけたんです。後部座席で振り返り、それを見ていた麻央さんは大通りに出る直前にタクシーを止めて、降りてきた。しゃがんで両手を広げ、走ってくる子供たちを抱き上げたんです。泣いている顔に頬ずりして、『ごめんね』と言っていた。片時も離れないくらい、一緒に過ごしているのが分かりました。そうやって、愛情を注いでいたのでしょうね」

 麻央さんが、海老蔵と結婚したのが10年。乳がんを患っていることを公表したのは16年だから、このときは仕事と家庭の両立に奮闘していたのだろう。青山氏が続ける。

「姉の小林麻耶もそうですが、いつ直撃取材をしても、こちらの目を真っすぐ見て、きちんと答えてくれる。本当にしっかり者の姉妹なのですが、麻央さんには甘えん坊の一面もあったようです。お母さんと買い物に行くところを取材したことがあるのですが、164センチの麻央さんより背の高い、スラリとしたお母さんに麻央さんは寄り添い、総菜売り場などを回りながら、ずっと笑顔でああでもない、こうでもないとしゃべりつづけていたんですね。幼い子供が、その日あったことを何でも打ち明けるようでした。強い母親であろうとした麻央さんの目標がこのお母さんだったのではないでしょうか」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  2. 7

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  3. 8

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  4. 9

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  5. 10

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が