社長は猛省も身内に甘く フジテレビ不祥事連発の根本原因

公開日: 更新日:

 慙愧に堪えない表情で「大変、残念に思っている次第であります」と語ったのはフジテレビの宮内正喜社長だ。

 フジテレビは26日、定例社長会見で4月2日からスタートする夕方のニュース番組のメインキャスターに決定していた元NHKの登坂淳一アナウンサー(46)の降板について、宮内社長が「ご承知の通り、本人から出演を辞退したいという申し出がありました。大変残念に思っている次第であります」とコメント。登坂アナは週刊文春に札幌放送局時代のセクハラ疑惑が報じられ、25日夜に所属事務所のホリプロを通じて降板の申し入れがあったという。

 春から報道番組の「顔」を担うはずの人物が就任発表からわずか10日で降板という緊急事態にフジ局内は大騒ぎになっているが、同じく文春の報道で番組プロデューサーとの不倫が発覚して全番組を降板した秋元優里アナ(34)について宮内社長は「(復帰は)まったく未定」と語るなど、画面に戻すつもりはさらさらない様子。こちらも職責に対する自覚がなさすぎる不祥事である。

■不倫にも寛容なのか

 社長が交代してまで視聴率低迷からの脱却と復活を目指し、番組改編に臨んでいるフジテレビ。それが年明け早々からこの体たらく。女子アナら社員教育と管理でも厳しい局面に追い込まれている。芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3
    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  5. 5
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  1. 6
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 7
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  3. 8
    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

  4. 9
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  5. 10
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」