英国で物議「十字架のストームトルーパー」は“降格処分”

公開日: 更新日:

 ロンドンの聖スティーブン・ウォルブルック教会で今月15日から、十字架をテーマにした展覧会が始まるが、開催前にあるアート作品が物議を醸した。「RYCA(ライカ)」の名前で知られるロンドン出身のアーティスト、ライアン・カラナン氏が制作した「十字架にかけられたストームトルーパー」だ。

 その名の通り、映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場する帝国軍兵士ストームトルーパーが十字架にかけられたオブジェで、一般公開に先立ち、朝のミサで教区民に公開したところ、「キリストの受難に対する冒涜(ぼうとく)だ」などという苦情が教会に殺到。

 13日付の英紙サンなどによると、当初は展覧会の“目玉”として教会内で最も目立つ祭壇に展示される予定だったが、結局、あまり目立たない礼拝堂の後ろに移される“降格処分”を受けてしまった。関係者によると、いったんは展示の中止も検討されていたという。写真はインスタグラムに投稿された“移し替え作業”の動画のひとコマ。

 作品に使われたストームトルーパー、1977年に公開されたシリーズ第1作「新たなる希望」に出てきた実物で、価格は1万2000ポンド(約180万円)なんだとか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド